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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻13号

1993年12月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌の内視鏡的根治切除―適応拡大の可能性と限界を探る 主題

早期胃癌の内視鏡的根治切除の適応拡大の将来像―私はこう考える

著者: 三隅厚信1

所属機関: 1熊本大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1458 - P.1459

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 早期胃癌に対する内視鏡的胃粘膜根治切除法(根治的EMR)は,外科手術に比べて侵襲が少ない(minimal invasive surgery)という大きい利点があるが,その切除範囲にも自ずから限界があり,この方法で満足すべき根治的治療効果が得られないときには,いつでも外科手術に切り替えられるべきものである.したがって,その適応は極めて流動的であり,いたずらに本法に固執して,手術の時期を失することがないように注意しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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