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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻13号

1993年12月発行

文献概要

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編集後記 フリーアクセス

著者: 中村恭一

所属機関:

ページ範囲:P.1514 - P.1514

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 小さな病変であるにもかかわらず胃の半分以上を取り除いてしまう胃部分切除術.そのようにしなければならない理由はともかく,切除胃病理検査の切り出しのときにはいつも胃がもったいないような気がしていいました.ところが現在では,ある小さな病変に対して,本号の特集となっている胃内視鏡的根治切除が行われるようになり,それは患者にとっては朗報となっています.QOLを求め,更には患者に癌であることを気楽に告げて治療法を選択させるようになったこと(informed consent),胃癌治療が到達すべき理想点に一歩近づいた感があります.

 本号の特集では,内視鏡的切除法についての適応,術後の経過など周辺のことが論じられ,その治療法の全貌を読み取ることができます.今よりは,この治療症例がますます増加することは疑いのないことでしょう.そのようなことから,次のようなことを愚考してみました.御修正のほどをよろしく…….

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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