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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻2号

1993年02月発行

文献概要

用語の使い方・使われ方

囊状胃(Beutelmagen)

著者: 西澤護1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.122 - P.122

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 線状潰瘍が囊状胃の原因であることを明確にしたのは村上,鈴木ら(1954)である.Fig. 1は囊状胃を示すX線像で,著明な小彎の短縮によりできたものである.胃角部に小ニッシェ様突出がみられるが,これは小彎をまたがる線状溝の一部で,充満像だけでも囊状胃であれば線状潰瘍といってほぼ間違いなく,小彎にニッシェあるいは小ニッシェ様突出を認めれば,診断はより確実となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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