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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻2号

1993年02月発行

文献概要

症例

主膵管と交通を認めた巨房型膵囊胞腺腫の1例

著者: 山田恵三1 石橋一哉1 山田結佳1 岡田雅邦1 後藤秀夫1 槇系1 沢田克徳1 宮腰正信1 落合勝彦1 日野良俊1 川口信之2 細川洋平3 久我正己3

所属機関: 1近江八幡市民病院内科 2近江八幡市民病院内科放射線科 3近江八幡市民病院病理

ページ範囲:P.181 - P.185

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要旨患者は79歳,女性.心窩部痛および腹部膨満感を主訴に来院し,腹部超音波検査にて膵尾部に多房性の巨大膵囊胞を認めた.来院時血清アミラーゼは正常であったが同年5月23日,重篤な急性膵炎および麻痺性イレウスを併発し緊急入院となった.内科療法にて軽快後,ERPを施行し主膵管との交通を有する14×16cm大の巨大膵囊胞腺腫を認めた.悪性との鑑別が困難なため,手術を行った.組織学的には粘液性膵囊胞腺腫であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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