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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻2号

1993年02月発行

文献概要

症例

巨大直腸平滑筋肉腫の1例

著者: 奥田哲也1 岩垂純一1 小野力三郎1 黄田正徳1 東光邦1 吉永栄一1 碓井芳樹1 尾島博1 塩谷猛1 山名哲郎1 大堀晃裕1 隈越幸男1 北村成大2

所属機関: 1社会保険中央総合病院大腸肛門病センター 2社会保険中央総合病院大腸肛門病センター病理

ページ範囲:P.211 - P.214

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要旨 患者は63歳,男性.前立腺肥大の治療中,肛門出血のために紹介となった.大腸ファイバースコープおよび注腸検査にて,直腸前壁に多発する潰瘍を伴った巨大腫瘍を認めた.潰瘍底からの生検診断ではleiomyomaであったが,腫瘍の大きさ,大量出血,潰瘍形成などの臨床所見から臨床的に悪性化を強く疑い,骨盤内臓全摘術を施行したところ,摘出標本の病理組織所見ではleiomyosarcomaであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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