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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻3号

1993年02月発行

特集 早期胃癌1993

主題 Ⅰ.見つけ出し診断の実際

早期胃癌見つけ出し診断のためのルーチンX線検査

著者: 西俣寛人1 新山徹美1 大井秀久1 鮫島朝之1 河野裕一1 徳元攻1 島崎隆1 田畑宏紀1 福留重明1 新原亨1 嵜山敏男1 盛満憲生1 松田彰郎1 尾辻章宣2 中原信昭3 有馬暉勝1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科 2尾辻外科 3鹿児島市立病院消化器内科

ページ範囲:P.33 - P.43

文献概要

要旨 現在われわれの行っている胃癌の拾い上げ法を,ルーチンX線検査法を解説することで,その利点と欠点とについて述べた.われわれの胃癌診断法はルーチンX線検査で拾い上げ,病変が胃上部または胃体中~下部大彎に存在する場合は側視鏡,他の部位に存在する場合は直視鏡により,X線で描写された部位を正確に観察し生検を行うX線・内視鏡併用診断である.ルーチン検査で拾い上げが難しいと言われている胃上部の癌は,過去5年間に発見された全胃癌の21%を占め,早期癌の割合は胃上部癌は68%,その中で噴門部癌は76%であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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