文献詳細
特集 早期胃癌1993
ノート
文献概要
要旨 拡大内視鏡の現況について,その有用性と限界を混じえ述べた.拡大観察の有用性は高いものの,あまりにも専門的になりすぎたきらいがある.拡大倍率と操作性は相反する関係にあり,一般臨床に普及させるためには20倍以上の高倍率を有する機種のみでなく5倍程度の低倍率であっても操作性の良好な機種が必要である.また,電子内視鏡の利点ともいえる画像処理を行うことにより主観的診断から客観的診断へと発展する可能性がある.
掲載誌情報