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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻4号

1993年03月発行

Coffee Break

局注膨隆絞断法―strip biopsyかダイレ法か,はたまたローゼンバーグ法か(3)

著者: 渡辺豊12

所属機関: 1松島病院大腸肛門病センター 2東京慈恵会医科大学

ページ範囲:P.245 - P.245

文献概要

 7.4つの論文の目的とするもの

 またこれらの論文の目的とするものを比較してみると,まずローゼンバーグは大腸のポリープを合併症なく安全に除去できることを,またダイレは大腸の扁平病変を隆起したポリープと同じようにスネアで切除することを目的としている.また内田隆也博士はダイレの論文を紹介すると同時に,胃の病変の切除に応用している.多田正弘博士の論文ならびに同博士の以後の発表をみると,strip biopsyは早期癌の切除を目的としていることは明らかであり,4人ともその主旨は異なっていて,時の流れに応じて目的が変わってきたように思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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