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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻4号

1993年03月発行

文献概要

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海外文献紹介「OmeprazoleおよびFamotidineの心血管系への影響」

著者: 鈴木隆史1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.262 - P.262

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 Cardiovascular effects of Omeprazole and Famotidine: Halabi A, et al (Scand J Gastroenterol 27: 753-756,1992)

 酸分泌抑制剤が心血管系に及ぼす影響として,特にH2ブロッカーでの報告例がまれにではあるが散見される.例えば,徐脈,心停止,AVブロック,心不全などであるが,これらはヒスタミンのH2受容体を介しての心筋に対するポジティブな変時・変力作用を拮抗剤がブロックすることがその機序として考えられている.また,Famotidineは心拍出量の低下をもたらすとの報告もある.一方,新たに酸分泌抑制剤として臨床応用されたプロトンポンプ阻害剤の標的点であるプロトンポンプは全身に分布しており,副賢でのステロイド合成抑制などといった胃外作用報告もある.そこで今回Famotidine,Omeprazoleが心機能に及ぼす効果につき検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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