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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻4号

1993年03月発行

文献概要

用語の使い方・使われ方

架橋ひだ(bridging fold)

著者: 渕上忠彦1

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.306 - P.306

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 隆起周囲より隆起表面に向かい橋が架かるようになだらかに途絶せずに移行するひだのことをいう.上皮性腫瘍と非上皮性腫瘍との大きな鑑別点となる所見で,この所見が認められた場合はまず非上皮性腫瘍と考えてよい.例外的には,癌が周辺に,粘膜表層ではなく粘膜下に進展した場合にはこの所見を呈することがある.いずれにしても,組織構築上sm以深に腫瘍塊がある場合に,それによって形成された隆起が周囲粘膜を引っ張り上げて形成される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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