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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻4号

1993年03月発行

文献概要

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海外文献紹介「大量のコカコーラの飲用後に起こった気腫性胃炎」

著者: 中村常哉1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.335 - P.335

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 Emphysematous gastritis secondary to ingestion of large amounts of coca cola: Hadas-Halpren I, et al (Am J Gastroenterol 88: 127-129, 1993)

 急性の気腫性胃炎(acute emphysematous gastritis;AEG)はガス産生性の細菌(E. coli, Bacillus welchii, Staphyplococus aureus, nonhemolytic alpha Streptococcus viridans, Proteus vulugaris, Bacillus aerobacterなど)が胃壁内に侵入し,胃壁に急性の炎症を引き起こすことによって起こる,生命を脅かす疾患である.この疾患は急激に出現する腹痛で発症し,敗血症により早期に死亡することが多く,60~80%の高い死亡率が報告されている.たいていの症例では発症前に腐食剤の飲用,腹部手術,アルコールの濫用などがあり,粘膜の破壊が引き起こされることが誘引となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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