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文献概要
用語の使い方・使われ方
偽膜および偽膜性大腸炎(pseudomembrane and pseudomembranons colitis)
著者: 河南智晴1 長廻絃1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.396 - P.396
文献購入ページに移動偽膜性大腸炎の多くは抗生物質投与後にみられるが,抗生物質投与歴のないものにもある.同様に,偽膜性大腸炎の多くでα4伽冒々(CD)もしくはそのtoxinが検出されるが,CD陰性の偽膜性大腸炎もあり,逆にCD陽性だが偽膜を形成しない大腸炎もある.偽膜が限局性に分布する場合,直腸~S状結腸にみられ,全大腸に分布する場合,肛門側ほど病勢が強い.生検鉗子で掴むと偽膜は軟らかいが,粘膜面からは剥離し難い.
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