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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻5号

1993年04月発行

文献概要

今月の主題 腸管アフタ様病変 主題症例

アフタ様潰瘍と微細病変から1年3か月の経過で典型的直腸炎型潰瘍性大腸炎の像を呈した1例

著者: 八尾建史1 津田純郎1 八尾恒良1 北原健二1 竹中国昭1 市丸壽彦1 林伸昭1 宗祐人1 櫻井俊弘1 松井敏幸1 岩下明徳2 小川亮介3

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科 2福岡大学筑紫病院病理 3中間市立病院内科

ページ範囲:P.463 - P.469

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要旨 患者は18歳,女性.血便を主訴として来院.全大腸内視鏡検査で盲腸および下行結腸にアフタ様潰瘍をはじめとする微細病変のみを認めた.Crohn病を疑い経過観察していたが,初回検査時より1年3か月後に典型的な直腸炎型潰瘍性大腸炎の像を呈するようになった.このような例の報告はなく,発症早期の微細病変とその経過を2年間にわたって観察しえたので報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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