文献詳細
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海外文献紹介「106例のコントロール群と,内視鏡的に種々の程度の778例の食道炎群における,下部食道括約部の扁平上皮・円柱上皮接合部の位置」 フリーアクセス
著者: 岩端隆彦1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.579 - P.579
文献概要
長期間存続する明らかな食道炎症状を有する778例(うち42.6%は内視鏡的に無所見,Barrett食道28.8%)をSavary分類による食道炎の重症度別にみた.重症になると共に平均年齢が上昇した.Grade 0~Ⅱは女性に多く,Grade Ⅲ~Ⅳは男性に多い.有症状率でみると,内視鏡的な重症度と胸やけ・おくびは無関係で,嚥下困難のみがGrade Ⅳ(狭窄があるBarrett食道)でほかより多かった.
掲載誌情報