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書評「早期大腸癌―平坦・陥凹型へのアプローチ」 フリーアクセス
著者: 中村恭一1
所属機関: 1東京医科歯科大学第1病理
ページ範囲:P.640 - P.640
文献購入ページに移動大腸内視鏡検査法が普及したのはつい最近のことであり,それはまだ一般化しているとは言えないでしょう.本書の大腸内視鏡検査法の解説を読んでいるうちにその検査ができるような,症例の写真を見ているうちに小さな平坦・陥凹型病変を発見してその病理組織診断をしているような気分になってきます,いわば大腸の小さな腫瘍の全貌が見えてくるので,内視鏡診断と治療を志す初心者,大腸腫瘍の病理学を学ぶ者にとって最高の好個の入門書であります.しかし,本書はそればかりではありません.
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