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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻7号

1993年06月発行

文献概要

今月の主題 十二指腸腫瘍 主題症例

十二指腸球部から第2部に発生した多発性Brunner腺過形成の1例

著者: 真武弘明1 岡田光男1 前田和弘1 星子浄水1 松井敏幸2 八尾恒良2 村山寛3 木本伸子4

所属機関: 1福岡大学医学部第1内科 2福岡大学筑紫病院消化器科 3福岡大学医学部第1病理 4三光クリニック

ページ範囲:P.687 - P.691

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要旨 患者は51歳,男性.7年前から末期慢性腎不全と診断され血液維持透析中であった.胃X線・内視鏡検査で,十二指腸球部から第2部にかけて発赤・びらんを伴う類円形の大小不同の隆起性病変が多発していた.strip biopsyと生検でBrunner腺過形成の確定診断を得た.現在までに本邦でのBrunner腺過形成の報告は多数あるが,このような形態および分布を示す症例はまれであり,その特徴像と成因について文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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