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文献詳細

雑誌文献

胃と腸28巻8号

1993年07月発行

文献概要

今月の主題 大腸癌存在診断の実態―m癌を除く 主題研究

注腸X線検査の前処置法とX線検査の描出能

著者: 松川正明1 竹本達哉1 菊地和人1 平嶋正直1 千葉俊哉1 山崎武志1 栗原稔1

所属機関: 1昭和大学附属豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.839 - P.845

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要旨 大腸癌検診で精密検査として,内視鏡検査とX線検査がある.X線検査の前処置を代えて,今回はbisacodyl,多量の等張性クエン酸マグネシウム(25ml/kg),cisaprideを併用した.この前処置により残渣量は減少し,バリウムの付着も良く,全大腸で網の目像を高率に描出することができた.この前処置で217例に注腸造影を行い,陥凹を有した微小表面型病変4病変中3病変を描出できた.この前処置は患者の反応もよく,精密検査の前処置として有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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