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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻1号

1994年01月発行

用語の使い方・使われ方

畳目模様(Tatamime sign)

著者: 神津照雄1

所属機関: 1千葉大学第2外科

ページ範囲:P.16 - P.16

文献概要

 本来この用語が使われるようになったのは,食道粘膜癌の深達度診断の細かい読影からである.ただ内視鏡観察時に見られる場合(Fig. 1)と切除標本の引き伸し固定が悪い場合に見られるひだ(Fig. 2,3)と混同されている.本来は前者の場合を言う.両者ともFig. 4のような畳目の近接模様に似ているところからニックネーム的に使われている.

 内視鏡観察時にはヨート染色前にも出現することかあるが,ヨード染色後に出現することが多い.その際,意識的に出現を狙ってもなかなか出ないが,吸引を行いながらじっと待つとよい.そして出現しているときにタイミングよく病巣を撮影する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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