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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻1号

1994年01月発行

文献概要

今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える 主題 2.微小な腫瘍の肉眼分類について a.内視鏡の立場から

微小表面型大腸腫瘍の肉眼分類―内視鏡の立場から

著者: 杉本憲治1 板橋司1 西村与志郎1 木田敦子1 天上俊之2 原章倫2 佐竹一成2 宮崎治男2 岩下敬正3 大柴三郎3

所属機関: 1大阪府済生会吹田病院内科 2大阪府済生会吹田病院外科 3大阪医科大学第2内科

ページ範囲:P.51 - P.56

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はじめに

 近年,大腸腫瘍内視鏡診断は飛躍的に向上し,扁平隆起性病変や平坦・陥凹型病変といった表面型腫瘍が数多く診断・治療されるようになってきた.表面型腫瘍は従来の隆起性病変(ポリープ)に比べて癌の占める割合が高く,しかも微小なうちから深部浸潤するものも少なくない.したがって,大腸腫瘍の的確な診断・治療を行ううえで,微小表面型をも念頭に置いた十分な形態学的検討が必要と考えられる.

 しかし,表面型腫瘍の定義やその肉眼分類は未だ明確になされていない.今回,われわれは微小表面型大腸腫瘍を内視鏡像,実体顕微鏡像,病理組織像のそれぞれから形態分類し,その相関について検討し,微小表面型大腸腫瘍の肉眼分類とその運用法について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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