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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻1号

1994年01月発行

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海外文献紹介「胆囊内の胆泥:セフトリアキソンの教訓」 フリーアクセス

著者: 伊藤慎芳1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.70 - P.70

文献概要

 Gall-bladder sludge: Lessons from Ceftriaxone: Kim YS, et al (J Gastroenterol Hepatology 7: 618-621, 1992)

 Ceftriaxone(CTRX:商品名ロセフィン)は第3世代の広域に有効なセファロスポリンで,胆道感染を含む各種感染症に選択される抗生剤である.これは尿中に排泄されるが,30~90%は,代謝されないまま胆汁に排泄される.1986年SchaadらはCeftriaxoneを投与された患者で胆泥が生じることを初めて報告したが,その後,胆囊炎や胆道痛も報告され,胆石の発生が認められることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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