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今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える 主題 2.微小な腫瘍の肉眼分類について c.病理の立場から
大腸(微小)腫瘍の肉眼分類―病理の立場から
著者: 味岡洋一1 渡辺英伸1 小林正明1 前尾征吾1 吉田光宏1
所属機関: 1新潟大学医学部第1病理
ページ範囲:P.89 - P.92
文献購入ページに移動筆者らは表面型(Ⅱ型)を「高さが3mm以下の病変」と定義している1).その中で隆起病変を表面隆起型(Ⅱa型),周辺粘膜と高低差のない病変を表面平坦型(Ⅱb型),周辺粘膜より低い病変を表面陥凹型(Ⅱc型)としている.
表面型の高さについては,1~3mmまで様々な規定がなされている(第39回大腸癌研究会).しかし病変の高さ3mmは,腫瘍部粘膜の厚さ(正常粘膜に対する比),大腸粘膜内上皮性腫瘍の肉眼形態変化,および担癌率に関してほかの値にはない特徴を持つ.
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