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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻1号

1994年01月発行

今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える

主題 2.微小な腫瘍の肉眼分類について c.病理の立場から

大腸の微小腫瘍(5mm以下)の肉眼型

著者: 石黒信吾1 辻直子1 建石竜平1 石川秀樹2

所属機関: 1大阪府立成人病センター病理検査科 2大阪府立成人病センター研究所第10部

ページ範囲:P.97 - P.100

文献概要

はじめに

 大腸腫瘍の肉眼型は,大腸癌取扱い規約では,胃癌の分類に準じて分類されており,表在型は,0型(表在型)として,Ⅰ:隆起型,Ⅱa:表面隆起型,Ⅱb:表面平坦型,Ⅱc:表面陥凹型,Ⅲ:陥凹型と分類され,特にⅠ型は,Ⅰp(有茎性),Ⅰs(広基性)に分類されている.

 内視鏡診断の技術の進歩により,5mm以下の腫瘍が日常の診断で数多く発見されるようになった現在,これらの腫瘍を上記の胃癌に準じた表在型の分類に当てはめて表現することの妥当性が論じられている.ここでは,5mm以下の微小病変に限って,われわれが行っている分類とその妥当性について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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