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海外文献紹介「Crohn病に対する抗結核療法―多剤併用二重盲検治験」
著者: 白井正人1
所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科
ページ範囲:P.1088 - P.1088
文献購入ページに移動 Antimycobacterial therapy in Crohn's disease: Results of acontrolled, double blind trial with a multiple antiple antibiotic regimen: Prantera C, Kohn A, Mangiarotti R, et al (Am J Gastroenterol 89: 513-518, 1994)
Crohn病の発症と抗酸菌との因果関係についての報告は少なくない.これまでにも,抗結核薬がCrohn病に治療効果を発揮した例がある.しかし,比較試験は極めて少なく,rifampicin,ethambutolについて行われた結果はnegative studyであった.化学療法に抵抗性の非定型抗酸菌の関与の可能性を示唆する報告もある.そこで著者らは,強力多剤併用の抗結核療法をCrohn病に試みた.
Crohn病の発症と抗酸菌との因果関係についての報告は少なくない.これまでにも,抗結核薬がCrohn病に治療効果を発揮した例がある.しかし,比較試験は極めて少なく,rifampicin,ethambutolについて行われた結果はnegative studyであった.化学療法に抵抗性の非定型抗酸菌の関与の可能性を示唆する報告もある.そこで著者らは,強力多剤併用の抗結核療法をCrohn病に試みた.
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