文献詳細
今月の症例
2.好酸球性胃腸炎の1例
著者: 大田恭弘1 帆足俊男1 中林正一1 竹中国昭1 真武弘明1 松井敏幸1 八尾恒良1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科
ページ範囲:P.1112 - P.1114
文献概要
主訴:上腹部痛.
現病歴:1985年11月および1987年8月に腹痛で他院に入院したが原因不明であった.1993年8月中旬に血尿を来し膀胱炎の診断で抗生物質を投与された.その2日後から上腹部痛が出現し近医に入院.入院中,上部消化管のX線検査と内視鏡検査,大腸X線検査,腹部超音波検査を施行されたが,診断には至らなかった.しかし,症状が増悪したため1993年9月5日当科入院となった.
掲載誌情報