文献詳細
今月の主題 大腸sm癌の細分類とその意義
主題
偽浸潤(pseudoinvasion)―私の考え方と真の浸潤との鑑別点について
著者: 岩下明徳1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院病理
ページ範囲:P.1126 - P.1127
文献概要
大腸上皮性腫瘍の病理組織診断に際しても,粘膜下層への浸潤という現象は,その腫瘍を悪性と判断するためのより客観的で重要な所見であることに変わりはない.それゆえに,病理医が粘膜内腫瘍組織の異形度のみでは良・悪性の鑑別に難渋するような症例に遭遇した場合,腫瘍のどこかに浸潤像を見出そうと努力するわけである。
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