icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻11号

1994年10月発行

文献概要

症例

血小板減少症を併発した胃悪性リンパ腫の1例

著者: 西隆1 三上泰徳1 杉山譲1 今充1 小野裕三2

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科 2弘前小野病院

ページ範囲:P.1191 - P.1195

文献購入ページに移動
要旨 患者は68歳,男性.タール便を主訴に受診し,精査で胃悪性リンパ腫と血小板減少症を指摘され胃全摘術を施行された.術前に測定した抗血小板抗体は陰性であったが,PA-lgGは高値を示し,また術後測定した腫瘍細胞培養上清中のPA-lgGも高値を示した.本邦での悪性リンパ腫と血小板減少症の合併例は最近10年間で10例の報告がなされているが,腫瘍細胞培養上清中のPA-IgGを測定した報告例はなく,両者の関係を説明するうえで興味深い症例と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら