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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻12号

1994年11月発行

文献概要

今月の症例

2.I型早期胃癌の1例

著者: 田辺聡1 小泉和三郎1 横山靖1 西元寺克禮1 上杉秀永2

所属機関: 1北里大学東病院内科 2北里大学東病院病理

ページ範囲:P.1232 - P.1233

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〔患者〕57歳,男性.検診で異常を指摘され当院内科を受診した.

〔胃X線所見〕背臥位第1斜位二重造影像(Fig. 1)では,前庭部小彎に立ち上がりの明瞭な半球状の隆起性病変が認められる.表面にはごくわずかに溝状のバリウムが付着し,口側には一部結節状の突出を伴う.腹臥位圧迫像(Fig. 2)では,基部の立ち上がり明瞭な不整円形の透亮像としてみられ,また表面には斑状~溝状の淡いバリウムの溜まりがみられ,わずかなびらん性変化として描出されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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