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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻12号

1994年11月発行

文献概要

早期胃癌研究会症例

十二指腸球部に嵌入した隆起型早期胃癌の1例

著者: 小田和人12 坂本清人1 中尾譲13 黄田国義4 福田敏郎5 八尾隆史5

所属機関: 1公立学校共済組合九州中央病院内科 2福岡大学医学部第1内科 3城南病院内科 4公立学校共済組合九州中央病院外科 5九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1335 - P.1339

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要旨 患者は63歳,女性.夜間に突然の激しい腹痛と嘔気を認め入院.胃内視鏡検査で胃体下部から発生した隆起性病変が十二指腸球部へ嵌入しており,それが解除されるまでを観察しえた.また,嵌入状態における特徴的な胃X線像も呈していた.術後における本病変の病理組織像は深達度smのmucinous adenocarcinomaであった。本症例に特徴的な胃X線像および内視鏡像を中心に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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