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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻13号

1994年12月発行

今月の主題 上部消化管病変の特徴からみた全身性疾患

主題

消化管ポリポーシスにおける上部消化管病変の特徴

著者: 中嶋秀麿1 牛尾恭輔1 飯沼元1 宮川国久1 石川勉1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院放射線診断部

ページ範囲:P.1389 - P.1400

文献概要

要旨 消化管ポリポーシスという疾患群は,しばしば上部消化管病変の発見が診断の契機となる.そこでCowden病,大腸腺腫症,Turcot症候群,Peutz-Jeghers症候群,若年性ポリポーシス,Cronkhite-Canada症候群について,上部消化管病変を口腔内,食道,胃・十二指腸に分け,病変の有無とその形態学的な特徴像について述べた.食道ポリポーシスは,Cowden病に特徴的な所見であった.消化管ポリポーシスで認められる胃・十二指腸病変を,病変の分布,大きさ,形態,均一性の有無,大小不同の有無,ひだとの関係で検討し,鑑別診断に至る過程を論じた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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