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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻13号

1994年12月発行

文献概要

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海外文献紹介「肝癌の術後再発」

著者: 小野博美1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器内科

ページ範囲:P.1421 - P.1421

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 Postoperative recurrence of hepatocellular carcinoma: Miin-Fu Chen, Tsann-Long Hwang, et al (Arch Surg 129: 738-742, 1994)

 肝癌の術後肝内再発率を調べ,再発に影響を与える要因を決定するために検索を行った.

 1977年から1991年までの15年間にチャン・グン記念病院の外科部で切除を受けた205症例(男性162例,女性43例).HBs-Ag陽性は131列(63.9%).αFPが10μg/l以下は44例(21.5%).肝硬変は102例(49.8%).腫瘍サイズは5cm以下が62例(30.2%),5.1cm以上10cm以下が92例(449%),10.1cm以上が51例(24.9%).Child Aが168例(82%),Child Bが37例(18%).切除タイプは,右葉部分切除術が74例(36.2%),右葉切除術が56例(27.3%),拡大右葉切除術が2例(1%),左葉切除術が44例(21.5%),左外側切除術が24例(11.7%),拡大左葉切除術が1例(0.5%),襖型切除術が8例(4%)であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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