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今月の主題 胃良・悪性境界病変の生検診断と治療方針 序説
胃良・悪性境界病変の問題点
著者: 西澤護1
所属機関: 1東京都がん検診センター
ページ範囲:P.139 - P.141
文献購入ページに移動 胃良・悪性境界病変(異型上皮,腺腫またはⅡa-subtypeとも言う)という言葉から,まず頭に浮かぶものは,大腸腺腫と食道dysplasiaである.それらの異なる消化管臓器の中に占める良・悪性境界病変にどのような違いがあるのかは実に興味深い.いずれも診断と治療方針とが密接な関係にあるからである.
それはさておき,胃の良・悪性境界病変の術前診断で,その診断過程において生検組織診断でGroupⅢと診断されるものには,隆起性病変(Ⅱa-like,Ⅰ-like)と陥凹性病変(Ⅱc-like,Ⅲ-like)があるが,普通われわれが最も多く経験し,問題にしているものは隆起性病変(腺腫とその周辺)であるⅡa-likeの平盤状隆起である.
それはさておき,胃の良・悪性境界病変の術前診断で,その診断過程において生検組織診断でGroupⅢと診断されるものには,隆起性病変(Ⅱa-like,Ⅰ-like)と陥凹性病変(Ⅱc-like,Ⅲ-like)があるが,普通われわれが最も多く経験し,問題にしているものは隆起性病変(腺腫とその周辺)であるⅡa-likeの平盤状隆起である.
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