文献詳細
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文献概要
胃疾患は相変らず日本ではもっとも多い疾患である.したがって,その診断,特にX線診断・内視鏡診断・臨床病理診断は,胃疾患診断の基礎となる大切なファクターであり,すべての医師が絶対に習熟しておかねばならない.既に1960~1970年代にわが国における胃疾患診断の先駆者たちが,現在にも読みつがれている名著を多数出版しており,非常に有用なものであった.本著は,今日的な視点に立って,X線診断・内視鏡診断・臨床病理診断のその後の変遷と進歩とを述べており,文句なくお勧めできるものである.ここ10~20年のギャップを埋めるものとして高く評価される.
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