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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻3号

1994年02月発行

特集 早期大腸癌1994

主題 Ⅰ.見つけ出し診断法 3.X線検査

(1)前処置・造影剤・撮影手技

著者: 松川正明1 栗原稔1 竹本達哉1 平嶋正直1 菊地和人1

所属機関: 1昭和大学附属豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.17 - P.22

文献概要

要旨 大腸X線検査の前処置は今まで食餌制限と緩下剤から成っていたが,腸管内に残渣が多く認められるので,前処置の改善が求められていた.そこで,今回前処置を変えて,食餌制限として低脂肪・低残渣食と緩下剤としてビサコジル15mgと多量の等張性クエン酸マグネシウム溶液(体重1kg当たり25ml)を服用させ,更に腸管の蠕動を亢進させるシサプリドを追加することにより腸管内の残渣は著しく減少した.使用したバリウムの濃度は66%であった.撮影手技として下部大腸,左側結腸,右側結腸に分けて述べた.今までの撮影に横行結腸・下行結腸・上行結腸の前壁方向の撮影も追加し,撮影枚数は14枚となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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