icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻3号

1994年02月発行

特集 早期大腸癌1994

主題 Ⅰ.見つけ出し診断法 3.X線検査

(2)読影の実際

著者: 牛尾恭輔1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院放射線診断部

ページ範囲:P.23 - P.31

文献概要

要旨 注腸写真の読影は,直腸側から始め,漸次,口側に向かって進めていく.また,大腸では腸管が相互に重なることが多いため,腸管の辺縁を順次追っていく方法として,2本の指を使った“二指読影法”の精神が必要である.次に病変の見逃しをなくすためには,①いわゆる“やぶにらみ”に気をつける,②回盲弁と病変を見誤らないようにする,③腸管を中心部と辺縁部に分けて読影する,④半月ひだや直腸のHouston弁上の変化に気をつける,⑤わずかな粘膜ひだ集中の有無に気を配る,⑥管腔の曲面の異常を読み取る(曲面の診断学),ことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら