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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻3号

1994年02月発行

特集 早期大腸癌1994

主題 Ⅰ.見つけ出し診断法 4.内視鏡検査

内視鏡検査(1)

著者: 工藤進英1 日下尚志1 中嶋孝司1 飯沼元1 高木篤1 三浦宏二1 広田茂1 柴田裕1 桧森昌門1 田村智1 阿部陽一郎1 今井靖1

所属機関: 1秋田赤十字病院胃腸センター

ページ範囲:P.45 - P.54

文献概要

要旨 陥凹型を含む表面型早期大腸癌を発見するためには,淡い発赤,褪色の色調変化を的確に捉える内視鏡診断を心がけなければならない.詳細な観察を行い,存在診断を的確に行い,腫瘍の硬さをみる空気変形の観察,色素撤布による無名溝消失所見,病変の拡がり,辺縁所見などを迅速に観察することが必要である.最後に拡大を上げpit pattern診断を行う.pit pattern診断は微小病変を扱うには不可欠な作業である.陥凹型はⅢs,Ⅴ型を確認することであり,隆起型も含めpit patternのamorphous signを見ることが重要である.陥凹型癌は微小でもsm浸潤するものが多く,大腸癌の初期病変として見逃してはならないものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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