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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻3号

1994年02月発行

文献概要

特集 早期大腸癌1994 主題 Ⅱ.精密検査

1.大腸癌の深達度診断―X線検査を中心に

著者: 渕上忠彦1 平川雅彦1

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.77 - P.83

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要旨 X線検査による側面像を指標とした深達度診断は有力な手法であるが,側面像の撮影が早期癌では約半数でしかできない.そこで,正面像から得られる所見,①肉眼形態,②大きさ,③腺腫成分の有無,④病変部の性状(隆起型の表面性状,陥凹型の周辺性状),⑤病変部の伸展性(空気量の変化による形態変化),を指標として組み合わせることにより,より細かい深達度診断が可能であることを筆者の成績をもとに述べた.X線検査を主体として述べたが,深達度診断を行うには,X線検査にこだわる必要はなく,内視鏡検査,生検所見などから多くの情報を集め総合的に判定すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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