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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻4号

1994年03月発行

文献概要

今月の主題 食道粘膜癌―新しい病型分類とその診断 主題

食道粘膜癌の内視鏡診断―見つけ出し診断,質的診断,病型分類について

著者: 幕内博康12 三富利夫1 田島知郎1 佐々木哲二1 徳田裕1 町村貴郎1 水谷郷一1 島田英雄1 菅野公司1 千野修1 西隆之1 田中曜1 大森泰2 重田廣昌2 日比紀文2 熊谷義也3

所属機関: 1東海大学医学部第2外科 2慶應がんセンター 3クマガイサテライトクリニック

ページ範囲:P.319 - P.326

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要旨 食道粘膜癌はどのようにしたら内視鏡検査で発見できるか,食道粘膜癌の鑑別診断と深達度診断,更に食道粘膜癌の新しい病型分類について述べた.食道粘膜癌の発見には,食道内を洗浄して観察し,ヨード染色をhigh risk groupを中心に頻用する.食道粘膜癌と鑑別すべきものに,hyperkeratosis,papilloma,dysplasia,良性びらんなどがある.また,深達度をm1,m2,m3に分け,それぞれの内視鏡所見につき述べた.更に,食道粘膜癌を早期癌として0型とし,0-a,0-b,0-cの3型に分類し,粘膜下層以下に浸潤するものを進行癌として1~4型に分類する新しい病型分類を呈示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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