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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻5号

1994年04月発行

文献概要

今月の主題 大腸Crohn病―非定型例の診断を中心に 主題

大腸Crohn病の非定型例―その頻度と臨床像

著者: 樋渡信夫1 島田剛延1 鈴木仁人1 池端敦1 豊田隆謙1

所属機関: 1東北大学医学部第3内科

ページ範囲:P.401 - P.409

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要旨 大腸Crohn病の非定型例を,敷石像も縦走潰瘍も有しない症例と定義して,その頻度と臨床像を検討した.当科初診時,非切除大腸Crohn病29例中5例(17%)が非定型例と判断された.これらは,①種々の形態の潰瘍から成る症例,②区域性びまん性病変,③自然緩解を呈する症例,であった.Crohn病にみられる潰瘍の形態や緩解像のスペクトルを十分に経験すると共に,特殊な経過を示す症例の存在を知っていれば,非定型例といえども積極診断は可能と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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