胃と腸29巻6号

1994年05月発行

今月の症例

1．癌露出部が微小なⅡc＋Ⅱa型早期癌類似直腸進行癌の1例

著者： 岡村正造¹ 大橋信治¹ 三竹正弘¹ 中川浩¹ 藤井康彰¹ 宮田敬博¹ 松井真寿美¹

所属機関： ¹豊橋市民病院内科

ページ範囲：P.500 - P.501

〔患者〕79歳，男性．主訴：右下腹部痛．
既往歴：1988年7月，胃癌(Borrmann2，pm)手術．
現病歴：1992年1月中旬から右下腹部痛が出現し当科を受診した．身体所見に異常なく，一般検査ではCEAの高値(11.8ng/ml)以外に異常は認めなかった．