icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻6号

1994年05月発行

文献概要

今月の主題 アフタ様病変のみのCrohn病 主題症例

アフタ様病変で発症し,典型例に進展したCrohn病の1例

著者: 黒木文敏1 坂本清人1 中尾譲1 飯田三雄25 青柳邦彦2 八尾隆史3 古賀安彦4

所属機関: 1九州中央病院内科 2九州大学医学部第2内科 3九州大学医学部第2病理 4古賀胃腸科 5川崎医科大学内科学消化器Ⅱ

ページ範囲:P.527 - P.533

文献購入ページに移動
要旨 患者は17歳,男性.下痢,発熱を主訴に入院した.初診時消化管X線ならびに内視鏡検査で食道から直腸までのほぼ全消化管に散在するアフタ様病変を認めた.食道,胃,大腸からの生検で非乾酪性類上皮細胞性肉芽腫が認められ,Crohn病と診断した.半消化態栄養剤の投与で臨床所見と腸管病変の改善を認めた.その後も半消化態栄養剤の投与を継続していたが,1年6か月後に回腸に縦走潰瘍を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?