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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻6号

1994年05月発行

文献概要

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書評「食道表在癌―画像診断と病理」

著者: 西澤護1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.546 - P.546

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 救命しうる早期の食道癌,特に食道m癌がこのようにたくさん見つけられるようになろうとは,10年前には誰も予測しなかったろう.それに,開腹せずに治療できるような時期がこれほど早く来ることも想像しなかったに違いない.というのは,胃の早期癌が診断されるようになり,定義や病型分類ができてから30年以上も経過しているにもかかわらず,同時に検査が行われてきた食道癌の早期診断は,20年以上も遅々として進まなかったからである.

 この10年間,何がこうさせたのか,本書はそのいきさつをまざまざと浮き彫りにしている.そして,早期胃癌について現在まで30年もかかって積み重ねられてきたほとんどの事項が,食道表在癌としてあますところなく書かれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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