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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻8号

1994年07月発行

文献概要

今月の症例

1.乳頭部癌(露出腫瘤型)の1例

著者: 宮川宏之1 村島義男1 須賀俊博1 今村哲理1 村岡俊二2

所属機関: 1札幌厚生病院消化器内科 2札幌厚生病院病理

ページ範囲:P.744 - P.745

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〔患者〕54歳,女性.主訴:特になし.現病歴:近医で胃潰瘍,十二指腸潰瘍の経過観察中,十二指腸乳頭部に腫瘤を認め紹介を受けた.

〔低緊張十二指腸造影所見〕薄層法では乳頭部に一致して大きさ22mmの立ち上がり明瞭な楕円形の透亮像を認める.外側からはバリウムの流入によるfleckもみられる(Fig. 1a).二重造影では同様の隆起性病変を認め,その表面は小結節状である(Fig. 1b).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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