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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻9号

1994年08月発行

今月の主題 食道のヨード不染帯

主題症例

生検で消失し再出現後に切除した微小食道癌の1例

著者: 伊藤慎芳1 太田雅弘1 斎藤光浩1 馬場俊之1 松原康明1 寺田光宏1 桜井幸弘1 神坂和明1 細貝浩幸2 安部孝2 池上文詔2 福嶋敬宜3 多賀須幸男4

所属機関: 1関東通信病院消化器内科 2関東通信病院健康管理科 3関東通信病院病理診断科 4多賀須消化器科内科クリニック

ページ範囲:P.943 - P.946

文献概要

要旨 われわれは,内視鏡と生検で確認した小さな食道癌が,生検後極めて不明瞭となった症例を経験した.その後の経過観察で,再び同部位により小さなヨード不染病変が明らかになり,内視鏡的粘膜切除術で切除し,ep癌を確認した.生検で小病変が変化することには注意が必要である.慎重な経過観察のうえ,悪性が疑われれば粘膜切除による治療が有用となろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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