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文献詳細

雑誌文献

胃と腸29巻9号

1994年08月発行

今月の主題 食道のヨード不染帯

主題症例

食道・胃の多発早期重複癌の1例

著者: 山口肇1 白尾国昭1 近藤仁1 石川勉2 日月裕司3 井垣弘康4 中西幸弘4 落合淳志4 吉田茂昭5

所属機関: 1国立がんセンター中央病院内科 2国立がんセンター中央病院放射線診断部 3国立がんセンター中央病院外科 4国立がんセンター研究所病理科 5国立がんセンター東病院内科

ページ範囲:P.956 - P.960

文献概要

要旨 早期食道癌の大部分は自覚症状のないまま検診や胃病変の精査,経過追跡の内視鏡検査で発見されている.本症例も検診の胃X線検査で異常を指摘され,その精査を目的に来院した.そして,その経過追跡中に初回検査では指摘されなかった食道と胃の別の部分に早期癌が発見され,最終的には食道・胃の重複癌でともに多発早期癌と診断された.そして,その経過を振り返るとわれわれが日常行っている内視鏡検査における種々の問題について示唆に富む1例と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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