文献詳細
今月の主題 早期胃癌研究の焦点
研究
早期胃癌の検討
著者: 樺木野修郎1 福久由光1 上野礼二郎1 木戸昌夫1 藤田卓三2 水上忠久3
所属機関: 1久留米大学医学部脇坂外科 2久留米大学医学部奥田内科 3久留米大学医学部放射線科
ページ範囲:P.73 - P.80
文献概要
近年,胃透視技術の進歩とともに,内視鏡による検査が進み,一方,細胞診も広く実施されるようになり,早期胃癌の発見率も高くなってきたようである.
しかしながら,早期胃癌の中にも組織診断によって,初めて癌と診断されたものも少なくない.
早期胃癌に関して最初に記載したのはMallory1)である.それ以前にBroders2)は皮膚癌の研究において,基底膜内に限局した癌をCarcinoma in situと呼んだが,その後Ewing3),Konjetzny4),Rossele5)等により種々の名称が与えられた.
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