文献詳細
今月の主題 直視下診断法
綜説
文献概要
Ⅰ.はじめに
潰瘍性大腸炎の成因については古くから感染説,アレルギー説,精神身体症説,自律神経障害説,リゾチーム説などの諸説があり,最近になって自己免疫に関する研究も行なわれているが,未だ解明されていない1)2).またこの疾患の原因を多元的とする説も有力である3).したがって治療法に関しても多くの問題が残されている現状である.私どもは本疾患に各種の内科療法を試み,第54回消化器病学会総会のシンポジウムにおいて「潰瘍性大腸炎の内科療法」のテーマで報告したので,ここにその概要について述べる.
潰瘍性大腸炎の成因については古くから感染説,アレルギー説,精神身体症説,自律神経障害説,リゾチーム説などの諸説があり,最近になって自己免疫に関する研究も行なわれているが,未だ解明されていない1)2).またこの疾患の原因を多元的とする説も有力である3).したがって治療法に関しても多くの問題が残されている現状である.私どもは本疾患に各種の内科療法を試み,第54回消化器病学会総会のシンポジウムにおいて「潰瘍性大腸炎の内科療法」のテーマで報告したので,ここにその概要について述べる.
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