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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻10号

1968年09月発行

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書評「内科医と医原病」 フリーアクセス

著者: 真下啓明1

所属機関: 1北海道大学

ページ範囲:P.1275 - P.1275

文献概要

 今日確かに医原病という言葉がむしろ乱用と思われるほど耳に入って来る.その本来の意味が拡大解釈され,医療に伴うあらゆる行為に基く病態をすべてふくめて解釈される.内科医の立場においては薬剤による問題が多いことは著者らの指摘する通りである.この意では著者らのいう通りdrug induced diseaseが最も重要な問題である.

 本来薬物はそれが強い作用を生体に持つほど有効な薬物とされる可能性が大きく,他面副作用として現れてくる症状も強い.両刃の剣である性格がある.当然薬を投与する場合その薬物の作用は熟知し,いかなる作用を持ち,逆にいかなる副作用の危険があるかも知らねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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