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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻10号

1968年09月発行

文献概要

今月の主題 直視下診断法 症例

興味あるX線像を呈した迷入膵の1例

著者: 蔵原一郎1 福本朗2 武田晃一3 渡辺教文3 平野雅士4

所属機関: 1松山赤十字病院放射線科 2松山赤十字病院外科 3九州大学医学部放射線医学教室 4九州大学医学部第二外科学教室

ページ範囲:P.1277 - P.1281

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Ⅰ.はじめに

 近年,胃X線検査,内視鏡検査,細胞診等の検査法の進歩は著しく,早期胃癌をはじめとする各種胃疾患の鑑別診断は一段とその精度を増し,診断能はとみに向上している.胃腫瘍の診断に際し,しばしば問題となる胃粘膜下腫瘍についてはX線診断或いは内視鏡診断に関する諸家の報告も多い.我々は最近粘膜皺襞の走行異常と著明な筋線維の増殖を伴った興味ある迷入膵の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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