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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻12号

1968年11月発行

文献概要

今月の主題 多発胃癌 綜説

多発胃癌,とくに多発早期胃癌について

著者: 久保明良1 藤井彰1 西満正2

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.1497 - P.1506

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Ⅰ.はじめに

 胃癌の大部分は単中心性の病巣を示すが,ときに2個以上の癌病巣がそれぞれ独立して存在するいわゆる多発胃癌に遭遇することがある.多発胃癌は1855年Barth1)によってはじめて報告されて以来,病理組織学的立場から注目されていたが,近年臨床の実際においても遭遇することが必ずしも少なくないことが,諸家の研究により明らかにされ,胃癌の予後の上から重大な問題として,臨床的にも重視されている.

 そこで本稿では,まず多発胃癌の概要について述べ,ついで多発早期胃癌に重点をおいて記述することとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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