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文献詳細

雑誌文献

胃と腸3巻12号

1968年11月発行

文献概要

今月の主題 多発胃癌 座談会

多発胃癌

著者: 常岡健二1 早川尚男2 久保明良3 岡部治弥4 佐野量造5 相馬智6 吉葉昌彦7

所属機関: 1日医大・内科 2千葉大・内科 3癌研・内科 4九大・内科 5国立がんセンター・病理検査科 6東大分院・外科 7日医大・外科

ページ範囲:P.1601 - P.1612

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 常岡 きょうは,多発胃癌ということでいろいろお話を伺いたいと思います.多発胃癌については,過日,内視鏡学会でシンポジウムがもたれ,また本誌にもこのたび執筆をお願いしているわけです.従前では,胃癌というものは,胃癌の診断がつくということで終わっているケースも多かったわけだがだんだん診断法が発達してきて,あるいは病理検索も進歩してきて,胃癌が同一胃に1つだけでなくて,2つあるいは3つ,4つ,さらには数個あるということがだんだんわかってきました.しかも,そういった多発胃癌の頻度というものは,従前に比べて,検索材料の上でだんだん頻度が増してきているような傾向もあるように伺っています.

 そういうことで,臨床的にも,あるいは病理学的にも,いろいろ新しい観点から検討しなければならないと思います.その意味で,きょうはご出席の先生方にいろいろ有益なお話を伺いたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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